茨城県ひたちなか市で生まれ育った私は、この青々としたさつまいも畑が広がる風景を幼いころから見てきました。
初夏の暖かい頃にさつまいもの苗を植えつけられ、梅雨の時期の長雨にも負けず、しっかりと太陽の恵みを受け、たくましく元気に育っていくお芋たち。
秋の頃に収穫の恵みをもたらしてくれるさつまいも。私達は、ひとつひとつ大事に育ててられています。
９月中旬になると、いよいよ待ちに待った収穫時期に入ります。一つ一つ丁寧に見た目や大きさ、痛みがないか、それぞれ分けて収穫するという、大変な作業が始まります。
ひたちなか市やお隣の東海村など、生産日本一を誇る干し芋の名産地であるここでは、当たり前の光景ですが、地元のおじちゃんおばちゃんたちなど、多くの人の手でサツマイモたちが干し芋などになるために、準備を始めるのです。
寒い中お芋を洗ったり、蒸したお芋の皮を１つむいたりするだけでも簡単な作業ではありませんが、１つ１つ丹精込めて作るお芋は絶品です。
干し芋の中には製造販売の理由で機械で乾燥させていくところも多くありますが、やはりしっとり、ねっとり感が違うのは天日干しの干し芋です。
とはいっても残念ながらどこでも入手できるというものではありません。
一般的には通年干し芋を手に入れることはできますが、
手間暇をかけて作るため、数に限りがあることだけでなく、10月頃から3月限定となる冬季限定の美味しさでもあること、感謝しつつ美味しさを味わってください。
サツマイモだけのうまみと甘味、無添加で子供から安心していただけるだけなく、筋トレ、美容などにも注目されている自然食品。
固くて表面が白く糖分が出ているものが一般的なスーパーでよくみられるものですが、
ぜひこの日本一の生産地である茨城の干し芋は、モノが違います。
ねっとり、しっとり、モッチリ！とした食感を一度試してみてください。
また来年も食べたい！そこまで美味くて人を虜にする魅力がいっぱいの茨城の干し芋。
このベタベタ感、飴みたいな甘味や美味しさは、子供も、犬も大好物です (笑)
